日本史 天皇編23 今日は嵯峨天皇。 平城太上天皇の乱に勝利した嵯峨天皇桓武天皇の政策を継承し、政治改革をしていく。

テストに出るポイント

蔵人頭(くろうどのとう)の設置→天皇の命令を迅速に伝えるための秘書長官。(江戸幕府でいう側用人のようなものか)。藤原冬嗣が初代蔵人頭(藤原北家 子孫に良房、基経、道長、頼通と続く)。蔵人頭が率いた役所を蔵人所といい、そこで働く天皇の秘書官を蔵人という。テストには出ないが以前、俳優で真木蔵人という人がいたが、何か関係があるのだろうか。最近、見かけないが…。

検非違使(けびいし)の設置→平安京ないの警察、後に裁判も行う。古典でも「検非違使忠明」(那賀高2年 中間テスト古典で出題)で出てくる。警察の役目としてはもともと弾正台があり、それに上乗せした警察の強化版である。

蔵人頭検非違使のように大宝、養老律令施行の後、時代の変化とともに必要な役職が追加された。これらをまとめて令外官(りょうげのかん)という。他の令外官として桓武天皇の時にできた征夷大将軍、勘解由使がある。

法の編纂→(律令の補足、修正)と(律令の施行細則)の編纂。施行細則とは、こういうふうに運用したらいいのではとか。

代表的な格式→三代格式 弘仁、貞観、延喜格式。なお、弘仁は嵯峨天皇、貞観は清和天皇、延喜は醍醐天皇の時の年号。現代に伝わる格→「類聚三代格」にまとめられている。

現代に伝わる式→「延喜式」のみ現存している。

注釈書として、清原夏野の「令義解」(りょうのぎげ) 公式解釈書

惟宗直本(これむねのなおもと)の「令集解」(りょうのしゅうげ) 令の注釈書(以前は令義解→公式、に対して令集解→私的注釈書と書かれていた。)を集めたもの。

また、嵯峨天皇書道が上手なのも有名で空海、橘 逸勢(はやなり)とで「三筆」と呼ばれる。

嵯峨天皇(退位して上皇)が亡くなると、政界のパワーバランスが崩れ、藤原氏が勢いづくようになる。次回は清和天皇。

14:30教室入室。

16:30授業スタート。紀北農芸高1年 英語 ジョイフル Lesson2の1。日曜にauスマホの機種を3年ぶりに変えに行くらしい。

18:00授業終了。