土曜更新 日本史 内閣総理大臣編 今日は寺内正毅(在職1916.10~1918.9)朝鮮総督府 初代長官、陸軍大将の経験がある。第一次世界大戦(1914~1919)の最中の首相。

テストに出るポイント。

西原借款開始(1917.1)→中国対策として北方軍閥(中国政府ではなく有力者の一人)の段祺瑞(だんきずい)に巨額のお金を貸し影響力を強める。交渉にあたったのは西原亀三なので西原借款という。

石井・ランシング協定(1917.11)→日本の中国進出に最も批判的だったアメリカとの間で、日本の特派員大使石井菊次郎がアメリカの国務長官ランシングと交渉し、中国の領土保全・門戸開放と日本の中国における特殊権益の承認とを確認しあう。

また、日本はイギリスとも覚え書きを交換し、ドイツ権益の継承を確認させる。

ロシアとは前首相第二大隈重信の時、第四次日露協約で中国権益を確認済(日本史 内閣総理大臣編19 第二次大隈重信 参照)

シベリア出兵開始(1918.8)→ロシア革命により、世界初の社会主義国家(のちのソビエト連邦)が生まれたことにより、社会主義を危険視する列国はシベリアにいたチェコスロバキア軍将兵の救援を目的とする出兵をアメリカが提案。日本は、旧ロシア帝国支配下の北満州・沿海州まで勢力を拡大しようというねらいもあり、アメリカ・イギリス・フランスなどの連合軍の主力として大軍を派遣。大戦終了後、列国はシベリアから撤兵したが、日本だけは1922年まで駐兵とシベリアの反革命政権の支援を続けた。この出兵に要した戦費は10億円に達し、3000人の死者と2万人以上の負傷者を出した。

米騒動(1918.7~9)→シベリア出兵をあてこんだ米の投機的買占めが横行して米価が急謄すると、富山県の漁村の女性の行動をきっかけに、都市民衆や貧農などは米の安売りを求めて買占め反対をさけび、米商人・富商・地主・精米会社をおそって警官隊と衝突。全国的に米騒動が広がった。約70万人が参加し、政府は軍隊を出して鎮圧にあたったが、寺内正毅内閣は騒動終息後まもなく責任をとって総辞職する。(写真は中学歴史教科書)

民衆運動の力を目のあたりにした元老たちは、ついに政党内閣をみとめ、立憲政友会の総裁原敬を首相に指名する。

次回は

14:30教室入室

15:00授業スタート。授業に入る。岩出小6生 国算 森へ、文字式。岩出中3生 英語 不定詞、動名詞。学校夏休みの宿題 英語は能力別に分かれるらしい。70点以上なら一番上のテキストらしいが、希望もきいてくれるとのことで、この生徒は70点台だったが中間のレベルにしたとのこと。

16:30紀北農芸高2生 数学 順列。期末テスト数学がよかった。安倍元首相が殺害されたことに関して語り合う。「また土管から出てきてくれないかな?」「…。」

18:00授業終了。明日は休。月曜は16:30より授業。