土曜更新 日本史 征夷大将軍編 今日も足利義尚 室町幕府9代将軍
①銀閣→足利義政(8代将軍:足利義尚の父)が応仁の乱後、京都の東山に山荘を作り、足利義満(3代将軍)にならって銀閣を建てた。この時期の文化は東山山荘に象徴されることから東山文化といわれる。この文化は禅の精神に基づく簡素さと伝統文化の幽玄・侘びを精神的な基調としていた。銀閣の下層および東求堂堂同仁斎にみられる書院造は、和風住宅の原型となった。書院造の住宅や禅宗様の寺院には禅の精神で統一された庭園がつくられた。その代表的なものが岩石と砂利を組み合わせて象徴的な自然をつくり出した枯山水であり、竜安寺・大徳寺大仙院などの庭園が有名である。
銀閣は足利義政がつくったのに、なぜ足利義尚のところで書くのか疑問に思われるかもしれないが、銀閣完成は1489年で足利義政が将軍職を足利義尚に譲った後だったので今回の記述となった。
また、金閣は金で塗られているが、銀閣は銀で塗られていないのは、応仁の乱でそこまで費用を捻出できないので、費用をかけず芸術センスで勝負しようと考えたからといわれる。
②樵談治要(しょうだんちよう:足利義尚への返答)→足利義尚は政治の意欲はあったことから、一条兼良(いちじょうかねら)に、このような政治でいいのか意見を求めた。しかし、応仁の乱後、将軍権威は失墜しており、本当のことを正面から返答するのは角がたつと「樵(きこり)が言うには…」とぼかした言い方で返答した内容が書いたものである。また、一条兼良は公事根源という有職故実(年中行事の研究)書も著わしている。また、南北朝期に苗字の響きが似ている二条良基(にじょうよしもと:菟玖波集、応安新式、の作者)がいるので注意。
足利義尚は満23歳で没し、その1年後に足利義政が亡くなる。本格的に戦国時代に突入する。
次回は足利義輝
12:50教室入室
13:30授業スタート 授業に入る 粉河高2生 世界史 学校ワーク 人類の出現、殷~漢。那賀高2生 英語 ランドマーク Lesson1の4、vizion quest ワーク Lesson10(仮定法)
14:10粉河高2生入室 面談席で自習の後、15:00に教室内に移ってもらった(~16:30)
15:00二中1生 社会 学校ワーク 大陸・州、緯線・経線、日本の姿。二中2生 社会 白プリント2枚 武士のおこり~室町時代 理科はややこしい化学反応式以外はなんとかなるが、社会はきついよう。
16:30粉河高2生 英語 applauseワーク Lesson1、2。
19:30授業終了 明日も13:30より授業