土曜更新 日本史 内閣総理大臣編 今日は幣原喜重郎→写真:前列中央の少し右にむいている眼鏡をかけた人(在職1945.10~46.5)喜重郎の「重」は「十」ではないので注意。当時の日本はアメリカ合衆国ら連合国の占領下にあり、幣原喜重郎の訪問を受けたマッカーサーにより五大改革と憲法の自由主義化が示唆されるなど、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の強い影響下にあった。
テストに出るポイント
①五大改革指令(1945.10)→マッカーサーが口頭で指示したもの。「憲法の自由主義化」を柱に婦人参政権の付与、労働組合の結成奨励、教育制度の自由主義的改革、秘密警察の廃止、経済機構の民主化。さらにGHQは政府による神社・神道への支援・監督を禁じ(神道指令)、戦時期の軍国主義・天皇崇拝の思想的基盤となった国家神道を解体した(国家と神道の分離)
憲法改正指示を受け、政府は憲法問題調査委員会(委員長:松本烝治→写真:前列右から2番目))を政府内に設置。試案を示したが、天皇の統治権を認める保守的なものだったので、マッカーサーが草案を示し、日本政府が原案として発表する→日本国憲法となる。
②財閥解体(1945.11)→15財閥(三井、三菱、住友、安田など)の資産凍結、解体。持株会社整理委員会が発足し、指定された持株会社・財閥家族の所有する株式などの譲渡を受けて、これを一般に売り出し、株式所有による財閥の傘下企業支配を一掃しようとする。
③第一次農地改革(1945.12)→寄生地主制を除去。安定した自作農の創設を図ろうとするも、日本政府が自主的に行うもので不徹底。第二次農地改革(1946.10)で徹底される。
GHQは財閥や寄生地主制が軍国主義の温床になったとみてそれらの解体を経済民主化の中心課題、つまり日本に武器をもたせる財力をなくそうとした。しかし、朝鮮戦争(1050.6)勃発によりアメリカは日本に武器などを調達しようとし、頼りがいのある同盟国になってもらうため経済復興を促すことになる。
中編に続く
14:30教室入室
16:00近大和高1生がやってきた。授業開始(~16:30)まで教室内で自習。南海電車の遅延により今日する予定だった英語のテストが中止になり、14(火)に延期になったとのこと。
16:30授業スタート 授業に入る 紀北農芸高2生 国語 漢検ステップ5ページ
18:00授業終了 明日は休 (月)は18:00より授業