日本史(内閣総理大臣編80)小渕恵三

土曜更新　日本史内閣総理大臣編　今日は小渕恵三(在職:1998.7～2000.4)

小渕恵三といえば、総理官邸で新元号を発表(「新しい元号は平成であります」)(写真)が印象に残っている。この時は官房長官。

温和な感じに見えることからニューヨークタイムズに「冷めたピザほどの魅力しかない」と評されたことがあるが、後に撤回された。

また、日課で一般人を含む様々な人に電話したことは「ブッチホン」と呼ばれた。

1997年9月、第二次橋本龍太郎改造内閣で外部大臣に就任。対人地雷全面禁止条約（オタワ条約）を外務省の反対を押し切って締結(地雷の大量保有国であるアメリカ、ロシア、中国は締結せず)この事業に関しては政敵の菅直人(後に首相となる)や土井たか子からも高い評価を受けるなどし評価を高めたことが、次期首相就任へとつながっていった。

自民党総裁選に出馬。田中真紀子(田中角栄の娘)は対抗馬の梶山静六を「軍人」、小泉純一郎(後に首相となる)を「変人」、小渕恵三を「凡人」と評した。

首相の時のポイントとしては、周辺事態法と介護保険であろう。

周辺事態法(1995.5)→通常、自衛隊が軍事行動を起こす場合、自国の領域において脅威が発生した場合のみだが、この法律は放置すれば日本に脅威をもたらす場合にも軍事行動をとる事を可能とする法律である。

介護保険→介護は女性がして当たり前という風潮があったが、それでは支えきれず40歳以上の人は健康保険料以外に介護保険料を支払うことによって介護サービスを安く受けることができることになった。

介護保険が施行された2000年4月1日午後、記者からの質問に小渕恵三はしばし答弁できず、無言状態から言葉を出すのに10秒前後の不自然な間があった。(参考　小渕首相記者の質問に呂律まわらず…youtube）

翌日、緊急入院。脳梗塞と診断され昏睡状態の中、内閣総辞職。5月14日に死去。(その後の衆議院議員選挙で次女の小渕優子が出馬、当選)

自民党の有力国会議員5人(5人組)による密議により次の首相を森喜朗に決めるが、神の国発言など失言多く、総辞職する。

次回は小泉純一郎

13:00教室入室

14:00漢検スタート

15:00漢検終了

16:25粉河高1生がやってきた　授業をはじめる　英語　applauseワーク　Lesson9(不定詞　形容詞・副詞的用法) 来週は休むとのこと。紀北農芸高3生　英語　vista Lesson9の2(Miffyのはなし) 農芸祭(11/23(木祝))の出店は餃子を焼くらしい。