土曜更新 日本史内閣総理大臣編 今日は細川護熙(もりひろ:在職1993.8~1994.4)、村山富市(在職1994.6~1996.1)

細川護熙

55年体制の崩壊→自民党政権が1955年から続いていたが、1993年6月に自民党が分裂し、7月の衆議院選挙で自民党は過半数割れになり宮澤喜一内閣は退陣。共産党を除く非自民8党派の連立政権が、日本新党の細川護熙を首相として誕生した(写真は中学歴史教科書より)

自民党の離党者たちは新生党(小沢一郎、羽田孜(つとむ)ら)および新党さきがけを結成した。

小選挙区比例代表制を衆議院に導入→今でこそ中学公民で当たり前のように習うところだが、細川護熙首相の選挙制度改革として実現した。

細川護熙内閣は佐川急便グループの資金提供疑惑と消費税3%を廃止し、国民福祉税7%にしようとしたことが政権内外の反発をかい総辞職。その後、羽田孜が首相となるも64日で退陣(羽田孜は半袖のスーツをきていたのがイメージにある)

日本社会党から村山富市が組閣する(写真右)社会党・自民党・新党さきがけの連立内閣であった。

①阪神・淡路大震災(1995.1)、地下鉄サリン事件(1995.3)発生

②戦後50年の村山談話(1995.8)→日本の植民地支配と侵略を謝罪した声明文で、閣議決定される。以後、日本政府の公式見解として歴代内閣が引き継いでいくことに。

社会党は安保、自衛隊や消費税を容認するなど、党の基本路線を大幅に変更(消費税は次の橋本龍太郎内閣の時に5%に上がるが、これは村山内閣時に決めたことを踏襲したものである)

一方、新生党・公明党・民社党・日本新党などの野党は1994年に合同して新進党を結成していた。

村山富市首相は白髪のおじいさんといった風貌で首相の激務に耐えられるのかといった世相もあった。当時人気があったとんねるずの石橋貴明が皮肉った歌を歌っていた(参考 ラスタとんねるず’94エンディング 連立チャンポン)

次回は第一次橋本龍太郎

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