奇数週木曜更新 世界史中国皇帝編 今日もクビライ
テストに出るポイント
①モンゴル帝国の広域的な交通網→元の時代は中国もモンゴル帝国の広域的な交易網のなかに組み込まれ、長距離商業が活発となった。
モンゴル帝国は初期から交通路の安全を重視し、その整備や治安の確保につとめ、駅伝制(モンゴル語でジャムチ)を施行。大都と中心とする幹線道路にそって駅を設け駅は周辺の住民から馬。食料を提供させた。その結果、主にムスリム(イスラム教)商人の隊商によって東アジアからヨーロッパにいたる陸路交易が盛んに行われた。
海上交通も港市(抗州・泉州・広州など)が繁栄。江南と大都を南北に結ぶ新運河や、長江下流から山東半島をまわって大都にいたる海運も発達した。
貨幣としては銅銭・金・銀が用いられていたが、元の時代になり交鈔が政府から発行され、その紙幣は多額の取引や輸送に便利であったため、元の主要な通貨となった。使用されなくなった銅銭は日本などに流通し、貨幣経済の発達を促した。(ポイント 交子・会子は宋の紙幣、交鈔は元の紙幣と覚える)
元の政府は支配地域の社会や文化に関して放任的な態度をとったので大土地所有も宋代以来引き続き発展し、また都市の庶民文化も栄えた。中でも戯曲は元曲(げんきょく)として中国文学史上重要な地位を占め、「西廂記」(さいそうき)、「琵琶記」などが代表作。(ポイント 元の時代の戯曲なので元曲と覚えるといい)
②マルコ=ポーロ→イタリアの商人で大都にきてクビライに仕える。その見聞をまとめた「世界の記述」(東方見聞録)はヨーロッパで反響を呼んだ。
③元寇→高麗(朝鮮)を属国としたクビライは日本、ベトナム(北部:陳朝、中南部:チャンパー)、ビルマ(ミャンマー)、ジャワに遠征軍を送るも強い抵抗にあい多くの場合、目的を達成できなかったが、元の進出は日本をはじめ各地域の政治変動に一因となり、経済や文化にも大きな影響を与えた。テストでは日本と戦った元寇(文永の役:1274年、弘安の役:1281年:小中歴史、高校日本史)と陳朝(当時のベトナムの王朝:高校世界史)が出題される。
クビライの死後、放漫財政や内紛で元の統治は急速にゆらぎ、交鈔の濫発や専売制度強化が飢饉とあいまって民衆を苦しめ、白蓮教徒による紅巾の乱(1351年~1366年)をはじめとして各地で反乱がおこり、元は明軍に大都を奪われてモンゴル高原に退いた(1368年、北元となる) (ポイント 色のついた反乱は中国史上、色の順番をとり、赤→黄→黄→紅、と覚える(赤眉の乱:→黄巾の乱→黄巣の乱→紅巾の乱、参考 世界史中国皇帝編6王莽の②)
次回は朱元璋
14:30教室入室
16:30授業スタート
16:40紀伊中2生入室 授業開始(18:00)まで教室内で自習
17:45山崎小6生母よりtel。熱があるので休
18:00授業に入る 紀伊中2生 社会 社会の自主学習地理 テスト範囲(九州、中国・四国、近畿)
19:30二中3生 英語 ジョイフル テスト範囲仕上げる、ガイドの問題 10月の通常授業週3回引き上げは見送り。那賀高2生 英語 ランドマークLesson4の3、4。
21:00授業終了 紀伊中学の中間テスト対策が終了 明日、近大和高中間テスト発表 16:30より授業。