火曜更新 英語比べてみよう 今日はIt has beenと~has passedの違い(写真は那賀高2、近附高2生使用Bright Stageより)

It (           )  ten years since I came to Paries.(私がパリに来てから10年がたった)

ア、has been  イ、has passed ウ、is passed  エ、passed    →答えは①のhas been

まず、この文章ではなぜhas beenが正解になるかについて

この It は、「それ」とは訳さない、時や状況の it であることに注意。以下のような例文の it と同じです。→It is three o’clock.(3時です)

この例文は、単に現在の時を述べているので It is ~. という現在形を使っています。

一方、問の文(It has been  ten years since I came to Paris.)の状況は、以下のような図で表すことができます。

これは、過去から現在に至るまでの期間を表しています。「(今の)時[状況]は、私がパリに来てから10年だ」ということです。このように「現在を含む、幅のある期間」は、英語では現在完了を使って表現します。よって、It has been ~. という現在完了になるのです。(継続用法)

さて、ではhas passed を使った文がなぜ誤りであるかを考えてみましょう。

  • It has passed  ten years since I came to Paris.

ここで pass を選んだ人は、この文が「10年が過ぎた」という意味になると考えたはずです。その発想自体は悪くありません。

しかし、ここで1つ注意点があります。pass という単語には、自動詞の「過ぎる」と、他動詞の「過ごす」という2つの意味があるということです。

もしこのような文を作ってしまうと、 ten years が目的語になっているので、pass を他動詞として使っていることになります。直訳すると「時・状況は10年過ごした(!?)」となってしまいます。これはちょっとおかしい。

しかし、英語にはそういう無生物主語の表現があるのでは?という考えも出てきそうな…。

もう一歩踏み込むと「過ごす」という意味の他動詞 pass は「退屈しないように時を過ごす」という意味があります。spend がはっきりとした目的を持って時間を過ごすのに対して、pass は「何となく時を過ごす時間をつぶす」というニュアンスです。

ちなみに、この用法の pass pastime気晴らし)という単語の語源となっています。そう考えると、「時・状況が10年過ごした(!?)」とするのはさすがにおかしい。

そこで、「10年が過ぎた」という意味を表すには、自動詞の pass過ぎる)を使います。

  • Ten years have passed since I came to Paris.
    (私がパリに来てから10年が過ぎた)

このように、「10年」は主語として使います。主語が ten years という複数形ですので have passed  になります。

結論として、It has been[年月] /  [年月] have passed since ~   と覚えておくことがポイントです。

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18:00根来小6生 理社 水溶液、鎌倉、室町時代復習 漢検対策をしていた9、10月は理社の宿題を出していないところをしていった。山崎小6生 国算 冬休み宿題ワーク。

19:30岩出中1生 英語→社会 語句テスト暗唱の後、社会の宿題をしたようだったのでしていく オセアニアのところ 3ページ。二中2生 英語 冬休み宿題 ジョイフル Unit6の3、4、まとめ 期末テストが終わってからコピーで一度していたところだったが、間違えているところも多々あったので説明しながらっしていく。

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