偶数週 木曜更新 世界史 中国皇帝編。今日も武帝。内政について。武帝は対外積極政策により、領土は広がったものの、漢は財政難におちいった。そこで経済政策をうちだしていく。
テストに出るポイント。
①塩・鉄・酒を国の専売に。→成功
②均輸・平準→均輸とは、特産物を貢納させ、その物資が不足している地域に転売することで財政収入を増やす物価調整法。
平準は、物資が豊富な時に貯蔵し、物価が上がると売り出し財政収入を増やす物価抑制法。しかし、商売に政府が介入するということで商人の反対が多く、成功しなかった。以前は、均輸・平準法と”法“がつくのが普通だった。
③郷挙里選→地方長官の推薦による官吏(役人)登用法。推薦があればだいじょうぶだろうという考えから出たものだが、実際は家柄重視で豪族の子弟が官吏になることになる。後漢にも引き継がれることに。魏の九品中正法(中正官の推薦で官吏になる。郷挙里選に近い。)や隋~清(元の時は廃止)の科挙(試験による官吏登用法)との違いに注意。
④儒学を官学に→前漢の初めは法家や道家の思想が力をもったが、武帝の時代には董仲舒(とうちゅうじょ)の提案により儒学が官学となり五経博士(五経→儒教の経書、複数いる。日本に百済経由で儒教が伝わった時も別人で(名前は不明)出てくる。)をおき、礼と徳の思想による社会秩序の安定が目指された。
⑤史記の編纂→司馬遷が書いた歴史書。(太古~武帝)司馬で世界史でテストに出るのは、司馬遷、司馬炎(晋の建国者)、司馬睿(東晋になった時の皇帝)、司馬光(宋の時代の保守派)がある。漢文では司馬懿(司馬炎の祖父)「死せる孔明、生ける仲達(=司馬懿)を走らす」がある。
⑥五銖銭(写真)の製造→秦の頃は、半両銭が流通していたが、漢(前漢・後漢とも)は五銖銭。穀物や布は時間が経つと価値が下がるのに対し、貨幣(青銅)は価値が変わらないので納税に有効だった。
武帝の時期は皇帝に権力が集中したが、その死後は皇帝の側近である宦官(かんがん:後宮に仕える去勢された男性)や外戚(皇后の親族)が実権を握ろうとして争い、外戚の王莽(おうもう)が前漢の皇帝を廃し、新を建てる。
次回は王莽
14:30教室入室
16:30授業スタート。授業に入る。岩出小6生 国算 やまなし、イーハトーブの夢、円の面積。
18:25二中2生母よりtel。19:30からの授業間に合わないので20:00から行く。30分延長して授業をすることに。
19:25粉河高2生入室。テスト範囲など丁寧に書いてきてくれていた。
19:30岩出中3生 英語 ジョイフル8ページ(Unit4)復習テストは英語が上がっていてよかった。
19:50二中2生 英語 期末テストからも出題されるとのことで文法問題のみする。Unit3の3、4、Let’s Read 前半復習。よくできていました。テスト期待できそうだ。
21:30授業終了。明日は岩出中、粉河高生のみ中間テスト対策。13:30より授業。