土曜更新 日本史内閣総理大臣編 今日も幣原喜重郎。
テストに出るポイント
④金融緊急措置令(1946.2)→もの不足によるインフレーションが発生しているが、経済をまわさないといけないので新円切替、預金封鎖を行う。
預貯金を強制的に金融機関に預入させ、「既存の預金を封鎖のうえ、生活費や事業費などに限って新銀行券による払出しを認める」という非常措置を実施。発表翌日の2月17時点で預金していたものは全て没収され(預金封鎖)、3月からは旧紙幣は使用できなくなり(新円切替)、封鎖された預金は毎月一世帯あたり500円までしか新円で出金できず。さらに財産調査によって高額の財産税を徴収されることになる。
つまり、ほぼすべての国民が財産を没収されたのです。財産の格差是正といえば聞こえは良いですが、かなり強引な金融政策でした。敗戦直後だからできたことだともいえる。
ちなみに私の母方の祖父はこの時期に東京の家を売って奈良の下市(吉野)に移ったのですが、家を売却直後、新円切り替えになり大損したらしいです。
⑤労働組合法制定(1945.12)→低賃金構造に基づく国内市場の狭さを解消して対外侵略の基盤を除去しようという観点からGHQの労働政策は労働基本権の確立と労働組合の結成支援に向けられた。労働組合法では労働者の団結権・団体交渉権・争議権が保証された。
⑥東京裁判(極東国際軍事裁判)の開始(1946.5～判決1948.11)→国の内外に配備された陸・海軍の将兵約789万人の武装解除・復員が進み、日本の軍隊は急速に解体・消滅した。1945年9月から12月にかけてGHQは軍や政府首脳など日本の戦争責任者たちをつぎつぎに逮捕。うち28名がA級戦犯容疑者として起訴された。
⑦天皇の人間宣言(1946.1)→戦犯容疑者の逮捕が進むとともに内外で天皇の戦争責任問題がとり沙汰された。しかし、GHQは天皇制廃止がもたらす収拾しがたい混乱をさけ、むしろ天皇制を占領支配に利用しようとして、昭和天皇を戦犯容疑者に指定しなかった。(日本史天皇編58昭和天皇(後半)参照) 1946年元日に昭和天皇は人間宣言を行い、天皇の神格を自ら否定した。
次回も幣原喜重郎 政党の再結成と新選挙法の制定について
14:30教室入室
15:00岩出小6生 英数 Unit0、正負の数の加減 4月から高2の姉とともに週2コマにするにあたって曜日をいつにするか教えてくれた。眼鏡をしていなかったので聞いてみるとコンタクトにしたとのこと。
16:30根来小5生 国算 6年のまとめ、確認テスト。紀北農芸高2生 国語 漢検6ページほど 来週(月)は平日だが学校は休みらしい。木曜の入試で休みから6連休だ。時間がある時はアマゾンプライムビデオを見ているよう。
17:00岩出中3生母本人入室 高校合格のお礼と高校課程もお願いしますとのこと。本人眠そうだった。
18:00授業終了 明日は休 (月)は18:00より授業
